いつもうまくやる気が出ない。
はじめはやる気があるのに、いつも長く続かない。
「一流の人はやる気を出さない!?」
そんな「やる気」に関してのメカニズムが全て書かれている本。
もうすでにやる気を出して、行動できている人も読むと世界が変わる。
▪️本当はやる気を出さないといけないのはわかっているのに、やる気が出ない
▪️やる気が出た!と思っても、続かない
▪️部下や後輩、子供のやる気をどうしたら出せるのかだろうか?
と、そんなことで悩んだことはありませんか?
大丈夫です。安心してください。
あなたが悩んでいることは、他の人もうまくいかなくて悩んでいます。
そして、本書に書いてあることを実践するだけで、その悩みが全て解決します。
「やる気」はだそうとしたらダメ。やる時を出すと、やる気がなくなる」
「手を動かしてやる気が出たら、とっくにみんなやっている。そんなアドバイスを信じたらダメ」
「なんでもうまく行っている人は、やる気ではなくギャップを使っている」
超1流は「やる気」を“出さない,,
「ギャップの力」とは何か?
例えば、電車に乗り遅れそうになったときを想像してみてください。
改札を通ってホームに向かっていたら、
絶対に乗らないといけない電車が出発しようとしている!
こんな場面であなたはどんな行動をしますか?
「やばい!遅れる!」と急ぎますよね?
このときあなたは「やる気」を出して急いだのでしょうか?
そんなことありませんよね。
あなたが「やる気をだそう!」と思って出したのではなく
急ぎたい!急がないと!と勝手にやる気が出て、
「気がつくと」急ぐという「行動」をしていたのですよね?
そうなんです。これが勝手に生まれてしまう
第3のやる気と言われている「ギャップモチベーション」なのです。
ここだけの話、できる人たちって、「自分でやる気を出そう!」としてはいないですし、「とりあえず手を動かしてやる気を出そう」なんてことも実はしていないのです。
やる気には「3種類のやる気」がある
1番目のやる気は、「ハイモチベーション」
2番目のやる気は、「アクションモチベーション」
3番目のやる気は、「ギャップモチベーション」
このうち、
「3番目のやる気」を味方にすると人生が変わる。
息切れを起こしてしまう「ハイモチベーション」」
実は、これが一番危険な状態であるにもかかわらず、そうとは知らずに多くの人が頼ろうとしている危険な「やる気」です。
いわゆるやる気満々の状態。
やる気がある人、いいですよね。
ただ常に、こんな状態でいることができたらいいのかもしれませんが、このハイモチベーションが危険な理由は「上がったものは、落ちる」という原理原則にあります。
つまり、急激に上げたモチベーションは下がりやすいのです。
ハイモチベーションは短期的にはいいのかもしれませんが、一番の興奮状態であるため、私たちの体に備わっている「興奮したらそれをもとに戻そうとする機能」が働いてしまうためです。
体温が上がったら、元に戻そうとするのと同じ機能、同じ原理です。
「上げたものは下がるから、モチベーション(やる気)は急激に上げてはいけない」と覚えておきましょう。
できたらもうやってる!「アクションモチベーション」
「やる気があるから、動けるのではない」
「動くから、やる気が出るんだ」
こんな事を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
では、ここで、みなさんの声を代弁したいと思います。
そんなの動けたら、最初から動いてるよ!
なかなか動く気になれなくて困ってんだよ!
という気持ちですよね。
わかります。
ただ実はですね、この理論は科学的には正しいのです。
行動するとこによって、扁桃体というやる気物質を出す脳の部分が刺激される。
その結果、やる気が出るんです。
これを「アクションモチベーション」と呼んでいます。
「アクションモチベーション」も科学的に正しいのですが、
動き出すまでの難易度が高い。高すぎる。
その動き出すまでのやる気が欲しいのです。
自分を変える、目標達成するのにいつも「アクションモチベーション」に頼るのは、超人的に意思が強い人以外は、現実的ではありません。
いつでも自由自在にやる気を起こす。という観点からしても、「アクションモチベーション」に頼ることはやめておいた方が良いでしょう。
超1流だけがしっている「ギャップモチベーション」
実は、ギャップモチベーションを、あなたが身につけることができると「ハイモチベーション」と「アクションモチベーション」の両方のいいとこどりもできてしまうんです。
まさに最強のやる気。
自分の人生を思い通りにするのに、身につけるべきやる気なのです。
そんな、「ギャップモチベーション」を理解する上でわかりやすい例が、超1流の結果を残すアスリートの方々です。
たとえば、あなたがオリンピックを目指すアスリートだとしましょう。
毎日、鼻息が荒いほどのハイモチベーションで、4年間も練習に取り組むことができるでしょうか?
なんだか疲れて途中で燃え尽きちゃいそうですよね。
大切なのは、金メダルを獲得するために、淡々と4年間最大限の努力をすることです。
ただ、淡々と努力をするとひと言で言っても、人間ですから、「今日は練習したくない!」という日も、もちろんあるでしょう。
やる気が起きない、のですから、ハイモチベーションではありません。
行動したらやる気が起きる「アクションモチベーション」も、もちろん頼りになりません。
そんなときに頼りになるのが「ギャップモチベーション」。
「ギャップモチベーション」とはひと言でいうと、「ギャップを埋めたい気持ち」です。
私たちの行動の多くに指示を出す「脳」はギャップを感じると、自動的にそれを埋めようとします。
そこには、やる気を出すとか、出さないとかはありません。
ただ、ギャップを埋めたいから行動する。
だから、ギャップモチベーションというのです。
言い方を変えれば、「ギャップを感じれば」、私たちの意思とは関係なしに「脳が勝手にやる気を出して」行動してくれる。
やる気を出すのは、あなたではなく行動の指示を出す「脳」なのです。
あなたではなく「脳」にやる気を出させれば、あなたはなんの苦労もなく、思い通りの結果を手にすることができてしまうのです。
なぜ、アスリートの人たちが4年間も淡々と練習を続けることができるのか?
アスリートの人たちも人間なので気持ちが乗らない日もあるはずです。
ただ、そんなときでも4年後のオリンピックで金メダルを獲得している姿を考えると、
今の自分とのギャップを感じて、「練習をやらなければ金メダルなんて取れるわけないよな」
と仮に、嫌々だったとしても、そのギャップを埋めなければと、脳が自然と練習に足が向くようにしてくれる。
そうして練習を始めて動き始めると、アクションモチベーションも味方になり、結果、熱心に練習に励むことができるようになるというわけです。
「理想と現実のギャップを作り出せ!」
いかかでしょうか。
成功者は「やる気」がいつもある。
「やる気」がある人は、才能があるから頑張れるんだという考えがみなさんにもあったのではないでしょうか?
ですが、このやる気のメカニズムを知ることで、やる気に頼ることがなくなると思います。
僕自身もすごくこの「やる気」に関する悩みを抱えていました。
しかし、本書を通して考え方、世界が一転しました。
ぜひ、読んでみてください。
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